中学生はそろそろ学年末定期テストの時期ですね。
うちの教室では定期テストのだいたい2~3週間前にはひとりひとりに声掛けをして、各々にオリジナルのスケジュール表を作ってもらって対策を始めていきますが、学年末テスト他とは別物だよとお伝えしてきました。
というのも、このテストは一年の総復習、なかなかそう簡単に点は取れません。
特に今中学2年生の皆さんは、一年前を思い出してみましょう。
前回より点数が下がったりして「がーん」と打ちひしがれたのは去年の学年末テストではなかったでしょうか?
ただそこまで気落ちしないでほしいのが私の本音です、というのはこのテストを起点に「このままではだめだ」と思い立ってここから気持ちを新たに取り組み方を変えてもらえたらそれで十分だからです。
体験に来られる皆様に小中学生通して最近よくお受けするのが、「個別に対応してくれますか?」というご質問です。
ホームページの教室説明のところにも少し記載がありますが、うちは他の学習塾さんや進学塾さんとは少し違っていて、授業という形を取っていません。
そしてつきっきりで隣で教える、という形でもありません。
ただ、個別ですか?と言われたら、「個別」だと思います。
というのは、例えば冒頭お話した中学生の定期テスト対策。
通常の教室での学習は毎月自分でスケジュールを立てて教科を決め、授業のスピードや内容に合わせてどの単元(方程式、とか図形、とか)を学習するかを先生と相談して進めていきます。
これは小学生でも同じです、なので学年を遡って苦手を学習している生徒さんもいれば、授業の単元は終えてしまったから少し先を予習として学習している生徒さんもいます。
そして試験前になるとテスト期間をスケジューリングに入れ込んで作成をし、テスト4週くらい前から前倒しでどの教科から手を付けるかを一緒に考えてひとつずつ学習を進めています。
そして時間割が発表される直前になれば、教科書テスト範囲の中から理解不足や苦手な教科や単元を絞って私に相談してもらい、教材をお渡しして集中的に頑張ってもらいます。
ちょうど今テスト週間の男の子がいまして、彼は通常数学メインで学習を進めていますが、テストの時間割的に教室に来る日は数学が終わっているので、先日相談してこの日だけは英語の教科書の範囲の中から長文読解と文法の復習に絞って頑張ることを決めました。
・・・という意味では、うちは「個別」になります。
そしてもうひとつの「個別」。
これはお母様方との保護者懇談です。
だいたい長期休み前に組みますので年3回ですが、私が勉強会で得た情報を共有するときもあれば学習報告を使ってお子様のお話をするときもあります。
今回3月は、春の進級進学に合わせて学習の進み具合とお子様の普段のご様子やお母様からのご相談をメインに予定していますが、中学生はおそらくテスト返却後、そのテスト分析から「さてここからどうしましょう?」のご相談になるかなと。
私の考えでは、小中学生の学習はまだまだお子様おひとりに任せず、ご家庭での協力を得ながら三位一体となり進めていけたらと思っております。
ですので、教室での情報は随時お伝えさせて頂いていますが、それと同時に保護者様からのお話や学習内容、そして日常の様子を共有しながらこの先これからのことを一緒に考える時間とさせてもらっております。
あとは・・・私にとっては久々にお母様方とお会いできてお話ができる、嬉しい時間でもあります(笑)。
(既生徒保護者様、本当にいつもあたたかく支えてくださりありがとうございます。
ゆっくりと時間をかけてお子様方を見守り頂き感謝でいっぱいです。
ただ懇談では機関銃のごとくいつも必死にお話してしまい何だかほんとにすみません・・・。
懇談も常に満員御礼で、考え方に賛同くださりお時間をくださる皆様の有難みをいつもひしひしと感じております。)
成績のお話は大前提なのかもしれませんが、
「学校に休まず行けるようになりました」「自分で予定を立てて動くようになりました」「ちょっとしっかりしてきました」
など、学習以外の心身面の成長でのご報告を頂くと、やはり「自分で考える力」って大切だなとつくづく感じます。
3学期はどの学年も、春を迎えるわくわくと、次に進む不安が混じって少し地に足がついていないような状態にもなります。
「これではいけないかも」と少しでも感じられることがあったら、春が来る前に一度、ささいなことでもかまいませんのでご相談くださいね。