あまのじゃく、になる

朝夕は寒くなってきましたね、とうとう秋本番・・・いえ、冬の入り口に差し掛かった感じでしょうか。

さて今日はちょっぴり国語的なお話になるかもしれませんが、あまのじゃく。
皆様、会話なんかで使ったりされることもありますかね、実は「天邪鬼(あまのじゃく)」には諸説ありまして、仏教由来や日本各地の民間説話など調べてみるといろいろと面白い物語に出会うのですが、今日はその言葉だけを取り出します。

現在では「あまのじゃく」というと、「他者(多数派)の思想・言動に逆らうような言動をする”ひねくれ者”、”つむじ曲がり”」を指して「あまのじゃく(な人)」と称されるようになった(ウィキペディア(Wikipedia)より)、とされています。

私がお話ししたいのは、ここ。
逆らう、とまではいかないのですが、学習においては「人がしないときにする」をしてほしいと思っています。
もちろん勉強の話だけではなく、例えばスポーツや趣味においても、「人がしないときこそやる」「人がしないことをする」人は、必ずどこかの時点で花開きます。
もちろん個人差があるので、すぐ、というわけにはいかないかもしれませんが、あきらめずに継続することで必ず開花します。
プラス、痛い思いを経験していたり、スケジュールを立ててゴールまでの道筋を自分で決めて進んでいる人なんかは更に大きく鮮やかに咲き誇ります。

多数派がだめだという話ではなく、多数派の意見にはないものを持っている人が少数派、実はそこにとんでもないチャンスがあるのかもしれないと考える人になってもらいたいなと思っているのです。
これからの時代、ただ流れて人と同じことをしているだけでは大きな逆流にぶつかったときに奇策のような回避案を思いつくことは難しいかもしれません。
でも、「こんな時にこんなことする人いないだろうな」と思うことこそ、実行してもらいたい。
そんな経験を積み上げれば積み上げるほど、必ず将来の自分を助けてくれる財産になりますから。

生徒さんの中学生の多くは期末テスト期間に突入しました。
うちの教室も、今日は祝日ですがテスト前の教室開放を行っていました。

この、テスト前の教室開放をほぼ毎回皆勤賞で利用して頑張ってくれている生徒さんがいます。
来てくれることが嬉しいのはもちろんですが、それ以上に彼女の成長していく姿にはこちらまで毎回励まされます。
今日も誰もいない教室で一人、しっかり自習していってくれました。

出会ってからちょうど一年、教室開室から来てくれている大切な生徒さんの一人です。
彼女は常に上を見ていて、自分に足らない部分を見つけては悔しがり、必死に努力をしている頑張り屋さんです。
そして定期テストの点数だけでは気づくのが難しいのですが、学力も精神面もかなりこの一年で成長しました。
現状に満足せず苦手なことに挑み続け、自分一人でも頑張る力を持っている彼女のこれからが本当に楽しみです。
私はこんな人が、未来あるすばらしい「あまのじゃく」だと思っています。

11月1日でみそらNEOは1周年を迎えることができました。
学習塾ってそういう数え方はしないのかもしれませんが・・・いつもあたたかく見守って下さり、ご協力くださっている保護者様、生徒さん皆さん、地域の方々皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
そしてここから2年目も、この地域のママパパとお子様のためにできる限りのことを全力で頑張っていきたいと思いますので、細く長くどうぞよろしくお願い致します。

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