今日も寒さが厳しいですね。
昨夜は教室の窓がガタガタ響くほどに強風と雨雪が強く、どきどきしながら一瞬生徒さんと窓を見つめてしまいました。
年が明けて1月2月と寒さが厳しいのは身体に堪えますが、実は「冬」の時期、は学習やメンタル、人生においても必ず回ってくる時期になります。
楽しく気楽にずっと過ごすことができればそれはそれでよいのかもしれませんが、人間はしんどい思いやつらい経験をするからこそそれをバネに次のステップや成功に向けて更に前へ進むことができる生き物です。
「血を吐くほどの苦労をできるだけ若いうちにしてほしい」と、気の知れた方や生徒さん、保護者様にお話しすることがあります。
少し説明が必要ですので詳しいお話をご希望の方はまたお声かけください(笑)。
要は、今が一番若い、今とてもしんどいこと、大変なこと、つらいことがあっても今のあなたなら必死になれば必ず乗り越えられるよというお話です。
ここでは学習のお話をしますが、例えば、今まで無難にスラスラと解くことができていた算数の計算が、今日学校で習ったこの単元だけはどうしても間違いが多く解くことができない、という生徒さんがいるとします。
これがいわゆる、学習の壁です。
個人差があり、いつどんなところでぶつかるかわかりませんが、大体は急にぶちあたります。
2年生なのか、4年生なのか、6年生なのか、または中学生になってすぐなのか、それとも高校以降なのか。
ただ恐れることはないです、理由は私からすると逆にぶつからないほうが不安要素が大きいからです。
壁にぶつからずにどんどん進んでいるとすれば、本当に地頭が良くてここまでこれたか、分からないことをそのままにしてきたか、だと思います。
壁にぶつかることで「自分の今までのやり方ではこの単元は乗り越えることができない」ということに気づくことができます。
そして「ではどう自分は変わればいいだろう、今まですり抜けていたこと、逃げていたこと、やってなかったことはないだろうか?」と考えるきっかけができます。
ここで立ち止まって考えることができて少しやり方をアップデートすることができると、新しい自分に進化することができますね。
実はこの進化の前段階の「壁にぶつかる」時期として適しているのがちょうど今、「冬」の時期です。
冬は逃げることの出来ない寒さに耐え、どうにかしてこの時期を乗り越えようと頑張る時期です。
ここで逃げずにぶつかることで、寒さを撃退する方法を見つけ出し、その経験がやがて来る「春」をあたたかく色鮮やかにしてくれます。
教室にも壁にぶつかった生徒さんがいらっしゃいますが、保護者様と随時相談しながら慎重に、勉強を嫌いにならないギリギリのラインで学習スケジュールを組んでいます、私も真剣勝負です。
願いはひとつ、あとから「あの時頑張っておいて本当によかった」と、笑顔で達成感を味わってもらえたら。
そうすればきっと成長した姿で自信を持って新しい春を迎えることができると信じていますので。
そしてこの先もひとりでも、この教室でそんな生徒さんの成長を見ることができるよう、私も頑張っていきたいと思っています。