今回の保護者様からのお声は、この春から入室してくださった小学5年生の男の子のお母様です。
体験で一緒に来てくれた時には少し自信がなさげに見え(お母様ごめんなさい)、気になっておりました。
うちの教室では体験に来てくださる時から「本人の意思で」来てくださることを一番重要に考えています。
なので体験時に皆様に「今回のお申し込みは本人のご希望でしょうか?」とお聞きすることがほぼマストです。
この男の子についてはどちらかというと「興味はあるけど…」という感じだったのかなと思います。
ただ体験で好印象を持ってくれたのか、「あそこなら行ってもいい」と言ってくれたようで、そのまま入室となりました。
この「本人で入ることを決める」言葉をお聞きしないとなかなか私のほうも入室をお勧めはしませんのでとても嬉しかったのを覚えています。
体験後のご連絡では保護者の方にほぼ毎回私のほうから「本人が「行きたい!」と言ってくれた際にはいつでもお越しくださいね」とお伝えしております。
とても嬉しかったのは初回通室日を終えて、私がドキドキしながらお母様にご連絡した際のこと。
初回なので学習報告の報告書内容も多く、じぶん分析シートも共有させてもらい、情報量が多かったので緊張しておりました(笑)。
お母様からは、
「消極的なほうだったのに、万事主体的になりました!自分がうまく出来るように私にあれこれ指示してくるのが新鮮で頼もしいです。」
「夫も、生まれ変わったみたい!と驚いています。報告書も有難いね、すごいねえ、と話して一緒に読んでいます」
とのご連絡。ホッとしました…(笑)。
2週目の後も、「最近自信満々ですよ~」とお母様からご報告があり、何よりすごいなと思ったのが、
●苦手だと自分で感じていることに対して自分から動くことができている
「九九が苦手だと思っているからか、まず自分で九九の表を作ることから始めていました」
●少し分かることから発展を広げて新しいことにチャレンジして完結させている
「携帯を買ったのですが、やりたいことの説明動画を探して自分で作って設定していました」
これは本当に素晴らしいです、「自分はできるんだ」と心から自分のことを信じてくれたんでしょうね。
そしてこれこそが「先読み学習」のスタートだと思います、この考え方を学習の面でどの方位にも繋げることができれば興味からいろんな分野に目を向けることもできますし将来に繋がります。
一番実践的な部分でいえば、学校の勉強で習ったところのその先を自分で考えて学習することも思いつくことができるようになります、こうなれば取りこぼしがなくなります。
とても良い相乗効果が生まれます。
ただ本当に難しいのは、ここからの「継続」と「モチベーション維持」です。
なかなかご家族と本人だけでは難しいですし、小学校高学年から中学生に上がって、中学1年生になれば環境も景色もガラッと変わります、変わると不安になります。
ちょうど新中学一年生はここから夏、秋にかけてどんどんそんなことを感じていく時期に入るのかなと。
だからこそ、私は皆さんの「プラスの継続と維持」のためにここにいるのでこれからも生徒さん皆さんの変化に目を凝らしながら一緒に進んでいけたらなと思っています。
私が教室を「塾」と自分からあまり言わない所以も実はその辺にあります、勉強だけではなく大切なのは人間としての経験と学習だと思っていますから。
(いやもちろん勉強も大切なんですが(笑))
お母様、素敵なお話をありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。